テックアカデミー「Webアプリケーションコース」の受講を検討しているあなたへ
こんな方におすすめ
- テックアカデミー「Webアプリケーションコース」に興味がある方
- プログラミンススクールでどのコースを受講しようか迷っている方
- 未経験からエンジニア転職をしたいと考えている方
現役TechAcademy [テックアカデミー]受講生で東京の某IT企業の社内SEの内定をGETした文系プログラミング初心者の私が、複数コースを受講した上で、コースの解説や感想をお伝えします(私はテックアカデミーのオンラインブートキャンプ全12コースの「ウケ放題」という契約で2020年10月から受講しています)。
「Webアプリケーションコース」のカリキュラムは以下のとおりです(2021年1月現在)。
★がついているLessonは「はじめてのプログラミングコース」「Webアプリケーションコース」と同じ内容でした。
Lesson0 | 事前準備 ★ | Lesson9 | MySQL ★ |
Lesson1 | Web開発のために学ぶこと | Lesson10 | RubyとMySQLの連携 |
Lesson2 | HTML/CSS ★ | Lesson11 | Git/GitHub |
Lesson3 | Bootstrap ★ | Lesson12 | インターネット通信の仕組★ |
Lesson4 | ターミナル | Lesson13 | メッセージボード |
Lesson5 | Rubyその1 | Lesson14 | Heroku |
Lesson6 | Rubyその2 | Lesson15 | Twitter クローン |
Lesson7 | Rubyその3 | Lesson16 | オリジナルWebサービス構築 |
Lesson8 | Rubyその4 |
ここからはプログラミング初心者で現役TechAcademy [テックアカデミー]生の私の各Lessonについて解説&感想です。いち受講生の意見ですが、これからTechAcademy [テックアカデミー]での受講を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
「事前準備」「HTML/CSS」「MySQL」
この部分は「はじめてのプログラミングコース」と全く同じでした。テキストの内容だけではなく、課題も同じでした。これが悪いということではなく、どのコースの受講生であっても土台として持ってるべき知識ということだと思うので頭の中に繰り返し刷り込むことが出来て良かったと思います(さすがに3コース目も同じことが書いてあったので流し読みしました…)。
課題をやっているうちに、HTML/CSSの部分は「このタグの意味は◯◯」「このタグを使うとこうなる」ということが、頭の中で浮かんでくるようになっていたことに驚きました。
「はじめての…」で同じ課題をやっていた頃は、タグの意味や使い方を覚えられていなかったので、本当に模写するだけでしたが、2回目には意味を考えながらコーディング出来るようになっていたので、初心者なりに少し慣れてきたようです。
Bootstrapが加わりより本物っぽいサイトが作れるように
BootstrapはもともとTwitter用に作られた巨大なライブラリ(コードの集まり)で、デザインに疎くてもいけてるデザインのWebページが簡単に作れるというものです。課題で「お問い合わせページ」を作成したのですが、よくWebページで見るような、infoマークが入ったようなページが簡単に作れました。まだ使いこなしていないですが、だんだん使える技術が増えてきて、「こんなサイトにしたい!」を実現する力を蓄えて行っている実感があります。
ターミナルでのOS・DB操作を学ぶ
ターミナルとは、コマンドと呼ばれる命令文を用いてコンピュータの操作を行うツールです。「pwd」「mkdir」などのコマンドをターミナルに打ち込んでOSを操作します(普段見ているグラフィカルな画面で操作するのではなく、黒い画面にコマンドを入力してEnterするだけでOSを操作するようなイメージ)。
こういったターミナル操作は実務上よく使われるものだそうなので、とても地味なのですが、しっかり学んでおく必要があると感じました。フォルダを作ったり、メモを書いたりといった簡単な操作しかしなかったので、もし実務上使用することがある場合は、もう少し自習が必要かなと思いました。
MySQLは「はじめてのプログラミングコース」で学んだことと全く同じでした。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
RubyOnRailsでメッセージボードとTwitterクローンを作る
ここまでのLessonは前フリでRubyを学ぶことが「Webアプリケーションコース」の山場です。ちなみにRubyという言語は「AirBnB」や「クックパッド」でも使用されている言語で「まつもとゆきひろさん」という方が会社勤めをしながらこっそり開発した言語だそう。プログラムが直感的に書けてわかりやすいということで、現在のモダンなWeb開発で非常によく使用されている言語だそうです。
このRubyOnRailsの学習をしている間、私は何度もプログラミング学習に挫折しそうになりました。というのも、この期間ほどプログラムを書いていてエラーに悩まされたことはありません。エラーの赤い画面を見るたびに自分の無力さを痛感しました。
コードを一気に書きすぎて、エラーの原因がどこなのかさっぱりわからなくなってしまったこともありました(この時少しずつ書いて問題ないか確認しながら進むべきだということを学びました)。
YouTubeでデバッグの方法を学びました。「Progate」も「ドットインストール」も2周ずつやりました。メンターさんに質問も毎日しました。それである日エラーが一切ない画面が現れたとき、感動のあまりタリーズでガッツポーズしました。
ここからは複数のコースを受講した現役TechAcademy [テックアカデミー]生の私が、他のコースと「Webアプリケーションコース」の違いについて解説します。
ゴールの難易度が段違いに高い
「はじめての…」はテキストを読みほぼコードの模写で良かったのですが、この「Webアプリケーションコース」のゴールはオリジナルのサービスを作って公開まですること。最終的には自分でサービスを企画し、サイトマップの作成、ワイヤーフレームの作成、データベース図(ER図)の作成の後、コードも書かなければいけません。そこにたどり着くまでの課題も初心者にとっては非常にハードルが高いと感じました。
私は現時点で「はじめてのプログラミングコース」「Webディレクションコース」「Webアプリケーションコース」「フロントエンドコース」の4コースを受講しましたが、この「Webアプリケーションコース」の課題が一番難易度が高いと思います。
コース内で習得する言語やツールが多い
「はじめての…」ではHTML・CSS・PHP・MySQLを勉強しましたが、「Webアプリケーションコースでは」HTML・CSS・MySQLに加えてBootstrap・Ruby/Ruby On Rails・Git/GitHub・Herokuと扱うライブラリ・フレームワーク・ツールが多くなっています。
レッスン中にしっかり理解していかないと、いざ最終課題でWebアプリを作るときに途方にくれることになります。理解が出来ないところは、動画や書籍も頼りにしつつ、進めて行ったほうが良さそうです。
提出する課題の数が多い
「はじめての…」では提出する課題の数が8個であるのに対して「Webアプリケーションコース」では課題の数が18個と増えています。課題の内容自体も難しくなっている上に、課題の数も増えていれば同じ期間でクリアするためには倍の時間と努力が必要。
課題を効率よくクリアしたいので、私はまず最初に課題に目を通してどのような知識が重点的に必要なのかを確認してから新しいLessonに入るようにしていました。
プログラミング初心者は8週間プラン以上を選択したほうが安全
このコースはゴールの難易度が高いため、前半のHTMLの部分は早く終わらせないと最後の課題が終わらずに終了となる可能性があると感じました。もし可能であれば早めに入金して、本受講開始前にテキストを熟読しておくか4週間ではなく8週間や12週間のコースも検討したほうが安全かもしれません。せっかく受講したのに、何も作れないで終わるのはもったいないですよね。
ちなみに私は2020/11/2に受講を開始し、途中に旅行や突発的な用事・年末年始のTechAcademy [テックアカデミー]の休業期間などが入ったこともあり、1/4に最終課題に合格しています。やはり4週間では終わらなかっただろうなと思います。
まとめ
テックアカデミーの「Webアプリケーションコース」はバックエンドのプログラム開発を学ぶことができ、Web開発を行うSEやプログラマを目指す方にはピッタリのコースです。
課題の難易度が高いため、学習プランを決めるときは長めの期間を選択することをおすすめします(プログラミング学習初心者の私は2ヶ月近くかかりました)。
難易度は高くても人気の言語を学べるところはこのコースの良いところだと感じます。
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